再会できる建築
ちょうど10年前、大学の同じ研究室の同級生と一緒にこの場所に来た。
その時は冬で、雪景色に埋もれた姿が鮮明に記憶に残っている。
10年ぶりにこの地へやってきて、建築の見方や見る場所は変わってしまったのだけれど、何か言葉にならない感情や記憶が一瞬、蘇ってきたような気がした。
2回以上訪れることができる建築はおそらく多くない。
遠方や海外なら尚更。
この場所に3回目来ることがあるのかどうかはわからないが、きっと3回目見たときも違う見方ができるのではないだろうか?
そんな色々な見方ができる建築は多様であり、良い建築だと言って良いと思う。
八戸市美術館 設計 :西澤徹夫建築事務所+PRINT AND BUILD+森純平
最新の美術館にも訪問。
美術館に限らず、色々な公共建築物が公民館化してきている。
地域の人々が交流できる場所が求められている。
インターネットではカバーしきれない部分が明らかになりつつある。
この建築も2回、3回訪れ、発見のある建築になっていって欲しいと思う。