Nationality

上海という映画を上海で見ました。

内容はパールハーバーが始まる直前の上海における物語。

当時の租界の様子が少しわかります。ただ、歴史よりはもっと各人物にフォーカスしている内容。

こういったタイプの映画は監督がどこの国の人かによって登場人物の描き方は全然違ってくる。

とりあえず、日本人がつくった映画ではないことは内容やキャストの役割ですぐ想像がつく。


先日、昼のレストランで尖閣諸島のニュースが流れていた。

まだそこでキャスターが言っていることが理解できなかったけど、

おそらく、日本で報道されているものと、中国で報道されているものとでは内容は一致していないと思う。

深いとこへ入れば入るほど、僕たちは過去の歴史を突きつけられる。

発言を求められたときに、自分の中で咀嚼した内容をちゃんと言えるような人でいたい。

しかし皮肉なことに租界が現在の上海の文化を多様にしていることは間違いない。

豊かさの裏側には必ずそういった背景がある。

こちらで働いている以上、そこまで理解しておかないといけないと思っている。