2014-01-01から1年間の記事一覧

2014年

連日の忘年会が終わり、無事に大晦日を迎えています。今年は公私共に大きな変化があり、再スタートしたような一年となりました。結局すべては自分で決めたことですが、はじめは戸惑いや不安がたくさんありました。しかし、苦しくなったときにいつも上海での…

美味しい空気の店

久しぶりに休日らしい事をしてみる。ずっと前から気になっていた福岡・桜坂にある珈琲屋さんを訪れる。「珈琲美美」お店の扉を開けた途端に珈琲の香り豊かな空気に包まれる。 「豊かな空間」とは何か?と言われるときっとこういう空間の事を言うのだと思う。…

グラデーションの国

今週末は所用で関東方面へ。紅葉を見るにはとても良い時期で改めて日本の風景や文化というものを考えるきっかけを得ました。いつもの通勤ルートとは違う場所へ行くだけで、なにか新鮮な気持ちになれるもんですね。さて、年末までもう一踏ん張り。

レクチャー

定期的に行われている事務所の勉強会で発表者に指名され、中国の現代建築について約90分話す。 質疑も含めると2時間を越え、かなり長丁場な会となった。 体験した2年半はあっという間だったが、いざまとめてみると膨大な情報を整理するのにかなり時間がか…

analog is the future

中国にいる時は、デジタル、ペーパレス、テレビ電話...etcといったように、デジタルな技術によって仕事が支えられ、作業の大半もそこに時間が注がれていた。 しかし、日本ではきっちりと建築の模型をつくるし、印刷物で確認するし、打ち合わせで顔を直接あわ…

japanese style

最近はもっぱら仕事に没頭中。担当している物件は一回目の佳境を迎えようとしている。帰国してからは「わからない事」のほうが多いが、身体がそれに反応して、それを吸収しようとしている。今勤務している事務所は僕が学生のときにバイトしているときからそ…

宮崎県 高鍋町 黒木本店

先週末は事務所内で取り組む事になった宮崎県のとあるプロジェクトの調査のため、事務所総出で出張。調査の合間に立ち寄った 武田光史 設計の「黒木本店」。ここは「百年の孤独」を生産する醸造元。焼き杉を各建物全体に使用してエリアとして統一感がある。…

取り巻く世界の変化

日本勤務開始から1週間。今、少しほっとしています。 考えてみれば「帰国」という環境の変化は単に場所が変わるのではなく、自分を取り巻く環境の色々な事がこれまで触れていたものから変化するのだという事を実感した一週間でした。 仕事内容、進め方、習…

The bucket list

自分の人生の中でやりたい事や、やってみたい事は沢山あるのだけれど、それが叶う瞬間はどこか清々しく、まるで童心に戻ったかのように純粋な心持ちで色々なものを受け入れられるのだと実感しました。 1ヶ月で欧州10カ国30都市を巡る旅を終え昨日、福岡…

憧れの場所へ

とにかくこの限られた期間で吸収できるだけ吸収する。おそらくこの先、こんなチャンスはめったにない。

ご報告

もう随分と月日が経過しましたが、ご報告です。新たなご縁と自分自身の色々なタイミングが重なり、これまでお世話になっていた上海の事務所を退職し、そして、同時に約2年半の上海生活を終えました。この数年の間に大小含めていくつ携わったかわからないほど…

厦門 鼓浪屿

厦門(閩南語でアモイ)は1842年に南京条約によって上海と同様に開港された都市。料理は海に面していているので海鮮が多く、味付けもやさしい。厦門はイギリス、フランス、アメリカ、日本の共同租界となった上海とは違い、1862年にイギリスによって占領され…

福建土楼 南靖

「裕昌楼」1308年元代に建てられ、中国で最も古い土楼の一つだと言われている。 「裕昌楼」の柱。 建材測量ミスによって最大で15度傾いていると言われている。 それでも700年建ち続けている。 「裕昌楼」内部 土楼に使われている土は石灰、粘土、砂を押…

上海のDetail

先週末、母校の先生達が来上海。最近の母校はアジアの大学と交換留学やWSを初めとして、交流が盛んだという。今回の訪問も杭州でのWSの準備やレクチャーだそうだ。教授の一人は中国の大学で客員教授として教壇をとっているという。今回恩師は所用で来れ…

龙美术馆(西岸馆) 内観

今日は上海で国際会議があり市内の公共機関、交通などがほとんどストップするため上海市内の会社はお休み。なので、近所の龙美术馆(西岸馆) へ再び足を運ぶ。今日は空いていてすぐに入館できた。館内を廻っていると途中から設計者の大舍建筑设计事务所の柳亦…

龙美术馆(西岸馆) 大舍建筑设计事务所 上海

近所の万博跡地の西岸に出来た大舍建筑设计事务所による龙美术馆 。中国でコンクリート打ち放しはできないと言われた事があったが、結構きれいな精度でできていた。時代は常に進んでいる。昨日できないと言われても、明日はできるようになっているかもしれな…

都市へのインパクト

海外コンぺ、社内コンぺが終わり今日はスタッフで現場巡り。完成間近のオフィスタワーの物件はファサード部分の照明が取り付けられたが、提案していたディテールは簡略化され、材料も安いものに勝手に変えられていた。中国建築あるあるだが、こうやってコス…

ねもは EXTRA 中国当代建築

弊社のボスのインタビューが掲載された現在の中国建築事情をまとめた「中国的建築処世術」の著者の一人である市川紘司さんが最近出版された中国人建築家に焦点をあてた「ねもは EXTRA 中国当代建築」読了。「中国的建築処世術」http://www.amazon.co.jp/%E4%…

杭州・中国美术学院象山校园 王澍

先週末、大学時代の後輩が上海に遊びに来たので杭州にある王澍の中国美术学院を見学に。後輩はこのあと上海から就職先のスイスへ旅立つという。最近、身のまわりで海外に就職する人が増えたなと実感することが多い。アジアをはじめとして 「海外で仕事をする…

立面设计

低層部の仮囲いも取れてもうまもなく完成。ちょうど今の季節は歩道に生い茂っている街路樹とのコントラストが印象的。気になる点はたくさんあるが、このまま無事に竣工することを見守るのみ。

らしさをデザインする

今、設計とは別にブランドをつくる、もしくは堀出するお仕事もしています。ブランディングという言葉は最近社会でだいぶ浸透してきましたが、なかなかこれも奥が深い。ヒアリングと分析のワークショップを終え、 現段階でイメージの絞り込みのワークショップ…

新天地公共艺术 UN Studio

近所の新天地という商業施設の前に、オランダの設計事務所UN Studio がデザインした インスタレーションが完成。施工がやっぱり荒くて鉄板の目地が近くに寄って見ると気になるのだが、体験的なアートかつ、通路に設置してあり通り抜けができるので、よっぽど…

篠原一男 建筑展

日曜日の施主との打ち合わせがキャンセルになったと上司から連絡があり、 土曜日が仕事だといつものように気持ち的にも準備していたが急に休日になった。 週の半ばくらいに中国人の建築友達から連絡があり、今週の土曜日に上海当代艺术博物馆で4月20日から…

仕事について

残り時間のカウントダウンはもうとっくの昔に始まっている。焦る気持ちはもちろんあるのだけれど、やらなければいけない事、やりたい事はそう簡単に一致しない。だから、その中で少しでも楽しさを見つけて、拡げていく。組織の中でそれを拡げすぎると本来や…

スカイライン

上海市内で2012年から設計が始まり、現在も工事が進んでいるoffice tower の現場へ。タワー部分の仮囲いが取れ、残すところ低層部のファサードのみ。 6月に竣工予定。 こんな事を言ったら不謹慎なのかもしれないが、建築がものすごいスピードで出来上がって…

A DREAM I DREAMED

休日は人民広場で開催中の「草間彌生展」へこの個展が行われている上海当代芸術館は人民広場とよばれる建築はあまりおすすめできないですが、緑豊かな公園の中にあってロケーションは抜群。休日はディズニーランドばりにチケット売り場まで長蛇の列。 中国で…

3年

あれから3年常にあの時の体験が今の判断基準となっている。忘れる事はこの先もないだろう。黙祷

これからについて

怒濤の徹夜&朝帰りラッシュが少しだけ落ち着き、久しぶりに週末出勤もなくゆっくりとした時間を過ごす。 先週末、上海に来て初めてボスとサシ飲み。40名近くスタッフがいる現在の事務所でこうやって一対一で話せる機会を設けてもらった事だけも大変ありがた…

積層

気づいたらこのブログのページビューが10万を超えていました。いつもこのブログを見てくれてありがとうございます。 久しぶりに会う人の中に「いつもブログ見てるよ!」って言ってくれる人がいたのも後押しとなって細長く続いています。 社会人になてからは…

Mercato

休日に外滩の歴史的建造物を3棟ほどまとめて見学。興味本位で全フロアを見てまわると、意外なお店がはいってたり発見がいろいろ。一番のお目当てはNeri&hu のMercato Italian.使っている素材はあまり高価ではないんだけど、なぜかこの人たちの建築は高級感…