2020-01-01から1年間の記事一覧

京の都へ

秋の京都へ 永く建物が愛され続けることとは。

玄人のしごと

難しいことを、やさしく。 やさしいことを深く。 伝えること

いつものままで

4/7に緊急事態宣言が出てから2週間以上が経過し、世の中が急に変わった。 これまで賑わい、人が集まる事を目指して人は様々な活動に取り組んできたのに 今度は集まる事を避けなければいけなくなった。 世間を形成している価値観はこれほど脆く、あるきっかけ…

ロウソクの科学

ファラデー著 ロウソクの科学 気にしなければロウソクの火が燃えることは 日常の生活の中で当たり前の事過ぎて 通り過ぎてしまいそうだけど、 実は一本の小さなロウソクの炎には 宇宙につながる大きな科学の原理が内包されている。 身の回りの小さな出来事を…

安部公房著 「壁」 普段仕事で壁の図面を描くのですが、 文学的に壁をどう捉えているのか気になり、手に取りました。 壁という題材をもとに色々なものの「存在」を表現した作品。 人から名前がなくなると 人から影がなくなると... 物体を物体たらしめている…

箱男

安部公房著 「箱男」 見えている世界はいつもと同じはずなのに、 ダンボールでつくられた箱の中からみた世界はいつもと違った世界に見えてくる。 箱の中の人になった視点で物語が展開していくが 読み終わると箱の中の人が誰だったのか謎が深まっていく不思議…

ヨオロッパの世紀末

吉田健一著 「ヨオロッパの世紀末」 主に西洋の文学の成り立ちについて書かれた本。 所々に美術や建築の話もでてくるので興味深かった。 現代において一言でヨーロッパといっても、色々な国が含まれるが、 ここで述べらているのは主にギリシャ、ローマ。 ヨ…

茶の本

岡倉覚三著 「茶の本」 覚三という本名よりペンネームの天心のほうが現代には知られているかもしれない。 日本建築を考える時に必ずといって良いほど茶室のはなしに至る。 物質的なことや精神的なことも含めて日本建築の要がここに詰まっている。 茶道の要義…

手の表情

顔の表情は現在を表し、 手の表情はこれまでを表す。 感謝の思いを込めて。

2020のはじまり

今年もこの場所から。 2020が良い1年になりますように。