2016-01-01から1年間の記事一覧

何者か

2016年ももう残すところあと少し。今年はどんな年だったかというと「耐える」年だった。もしくは「耐えなければいけない」年だった。それは来年まで、いやこれからいつまで続くかわからないトンネル。 学生でもなく、新卒でもなく、ベテランでもない。何者な…

朝日

最近徹夜つづき。 翌日の朝までにの締切が連続して、寝れない日々。 今年を象徴しているかのような年末。 早朝の空気は澄んでいて、朝日もやわらかい。 濃いめの珈琲で目を覚ます。 あともう一息。

設計と教育

最近何かとご縁が繋がって 高校、大学で授業をさせていただく機会を得た。 高校ではキャリア教育に関する授業で、市内の国立工業大学では3年生の設計製図の授業。 どちらにおいても自分の経験をもとにしか話しやアドバイスはできないけど、 たまたま僕が担当…

建築の歴史

展示してあった建物の全体模型 ベトナム旅行のトランジットで台湾へ。 学生の頃に伊東さんが今まで見た事のないような模型やCGや動画でプレゼンテーションしていた建築がついに完成した。まず、この建物が海外で実現していることを賞賛すべき。長い建築の歴…

ベトナムの建築

会社の社員旅行でベトナムのホーチミン、ハノイを訪問。 ベトナムを代表する建築家 Vo Trong Nghia Architectsのホーチミン事務所、ハノイ事務所も訪問。ただ建築を見るのではなく、設計に携わった方々に直接お話を伺って建築を見れたのは特別な時間だった。…

ありがとう

何かが起こったときに悲しんだり、感謝するのではない。 いつも、その時、その時でそう思っていないといけない。 次に会えることがむしろ奇跡であり、何度も会えることはもっと奇跡的な事なんだ。 時間は待ってくれないし、前に進む事しかない。 目の前の事…

嘘であってほしい

今日ほど、テレビのニュースが嘘であってほしいと思ったことはない。聞き覚えのある名前、上海訪問中に間接的に聞かされた訪問先。 紛れもなく、その名前はつい先日連絡をとった後輩。 どうか、このニュースが間違いであってほしい。

二番目の故郷

2年ぶりに中国人の友人の結婚式で上海を訪れました。外国にいくというよりは、久しぶりに実家に帰るような感覚。 当時、僕が住んでいたシェアハウスに前職の同僚達はまだ住んでいて、2年前の空気をそのまま真空パックしてそれを開いたかのように、当時を思い…

描写

アニメでしか映せないアングル、情景描写。音楽のタイミングも絶妙。タイトルのグラフィックもすごく好き。 肩の後ろがゾワっとした映画は久しぶり。名作です。

労力

断ったり、怒ったりすることには物事を前に進める事よりもエネルギーを使う。相手を大切にする為、自分も大切にする為。その時の最適解を見つけ出すことが建築行為であるならば、断る事、怒る事も最適解の一つ。

ルビンの壷

見る人、使う人によって色々な捉え方ができるもの。『多義性』豊かなデザイン要素の一つ。

無垢のスツール

以前検討していた、スツールが完成しました。担当していた住宅のお施主さんが立派な大黒柱を購入され、建材として必要な部分を確保したあとその材料が少し余った為、大工さんにご協力いただき制作しました。 このスツールを制作するにあたって、・215mm×180m…

豊かな場所

少し遅めのお盆休み。都市を離れて、山へ。今の生活の反動なのか、田舎育ちの性なのか、はたまた三十路が近いからなのか、時間があるとついつい自然を求めてしまう。暑いときには、涼しい高原へ寒いときは、あたたかいビーチへ本当はそうやって、季節に合わ…

きっとそこに

自分では気づかなかったけど、誰かは見てくれていて、応援してくれている人がいる。嫌な事が続くと、腐ってしまいそうなときがあるけど、その先に、これまでたどり着けなかった場所がある。何気ない言葉だったけど、すごく報われた瞬間だった。姿勢をもっと…

いつでもそばにある

最近とある相談を受け、ふと電子書籍と本と出版社について考えることがあった。電子書籍のいいところは、いつでも、どこでも、大量に持ち運べることだけどそれはどこか手元にない感じ。もってるんだけど、もってない感じ。読み切れるんだけど、読み切れない…

あの時の大人

今月から始まったレクチャーシリーズ。チラシのデザインとか、運営とか、受付とか、司会とかもろもろお手伝いさせてもらってます。学生の時に向こう側から見ていた大人に自分がなったのだとふと気づく。 せっかくやるのであれば、地域の文化になるくらいの意…

スツール

無事帰国し、ただいま別件のスツール(椅子)の検討中。さぁこのアイディアの終着点はどこに。完成が楽しみ。 追伸:ジャカルタはなんとか前に進みました。海外では着工させる能力、竣工させる能力が建築家の能力として問われる。という意味では少し貢献できた…

ジャカルタ・プロジェクト

今勤めている会社で初めての海外プロジェクトが始まり、インドネシアのジャカルタに来ています。アジア特有の熱気に溢れ、地下鉄や高速道路も建設中でこれからますます発展しそうな都市です。現地の人によると道路や法の整備などまだまだで交通渋滞が常態化…

面白いということ

面白いは笑いだけではない。「かっこいい」も「かわいい」も「快感」も「恐怖」も「美しい」も「醜い」も「不思議」も「わかりやすい」もそして「笑い」も「面白い」に入る。 哲学をもって何かに取り組んでいる人は美しい。 色々なプロジェクトを色々な立場…

健康的なまち

「まちづくり」という言葉がもう特別で真新しい意味を持たなくなって久しい。それだけ、世間に浸透してきた証だと思う。 日本全国各地で観光、若者の誘致、雇用の創出、ゆるキャラ、B級グルメ...が生まれて、そのほとんどが、最初に始めた場所に追いつけず、…

Wherever,Whoever

連休のはじめに、母校でこれまでの事、現在取り組んでいるプロジェクトについて恩師やOB,OG、現役の学生の前でお話しする機会をいただいた。自分にとって喧騒な毎日の中で、これまでの事をまとめる事はとても良い機会になった。ベルギー人の恩師がいつも口癖…

日常をつくる

熊本で大きな地震が起きた。様々な支援物資や協力が呼びかけが行われている中、被害の少なかった場所に住む人ができること。それは日常の生活を送り、来るべき順番を待ち、いまここで自分ができることを小さな事から始める事。避難する人、救助する人、たく…

新しさ

「新しさ」とは何だろう。自分が新しいと思っていても、それは地球の裏側にいる人にとっては普段通りであったり、単なる歴史の繰り返しであったり。 建築家やデザイナーの立ち位置って色々あるけど、結局は、色々なキャラクターや選択肢があって全体として豊…

現代の和風について

市内に計画していた、住宅が先日、無事引渡が終わったので少し言葉にしようと思います。 この家は周囲が緑に囲まれた「日本間」、「洋間」が隣り合う、 二間つづきの家です。従来、日本の民家には畳の間が、ごく自然な存在として家の中に存在しました。書院…

粒子を凝集する

昨年から担当していた住宅が無事竣工。大変なのは当たり前だけど、後にも、先にも中々経験できないだろうなと思うことがたくさんあった。これが、何を言おうとこれから自分の基盤になる。建築をつくる工程において、同じ時期、同じ人がそのときに集まるのは…

長く続くこと

先週末は高校時代の同級生の結婚式に呼んでいただき佐賀県へ。共に学生時代にグラウンドを駆け抜けた友人達と恩師に久しぶりに再会。 恩師は僕らが学生の時も現役の選手だった。そして、今も変わらず現役の選手だった。次はマスターズでの目標があるという。…

Trial & error

今年から始まったプロジェクトの一環で福岡県内の様々な工房を巡った。ものが生まれる場所はいつも楽しい。そして、やっぱり手の込んだものはそれなりの値はする。工程を知ってしまうと、それがその値段である所以が理解できる。工藝品は過程も含めて工藝品…

professional

先日、所長の計らいでずっと憧れていた場所の一つだったお店を訪れた。味はもちろんだけども、それぞれに意味があって、とことん考え抜かれた美学。一流とは完成度の高さと、そこから生まれる余裕の総体であると感じた。 「寿司文化を握る」かっこいいなぁ

新年快乐

今年もどうぞよろしくお願いします!