線香花火
十分な移動時間があったので、いつぶりかわからないくらい久しぶりに小説を読んだ。
強烈な表紙の中身はクールだがどこか光るとこがあって、自分はこっちのデザインの方が好きだ。
内容はものづくりをしている人にはきっとどこかに響くと思う。
著者が小説も漫才も同じもんやと思って書いたというように
ものづくりと小説もまた同じもんやと思う。
一番好きなページは122
「誰かには届いていたのだ。少なくとも誰かにとって、僕たちは漫才師だったのだ。」
という一説。
誰の為に、何のために、僕らは頑張っているのか?
きっと楽ではない世界にいる人はそこに何か答えはあるはずだ。
本人以外はなんで、そんなきつい思いをしてまで続けるのか?と思うだろう。
大学で陸上をやっていたときに同級生にも何度も言われた。
そこに理由なんて別にない。
ただ、好きだから、自分の中に目標があるからやっているだけ。
今やっていることも同じ。
ただ、その延長線上を走っている。
とにかく前に進まなければいけないのだ。