設計と教育
最近何かとご縁が繋がって
高校、大学で授業をさせていただく機会を得た。
高校ではキャリア教育に関する授業で、市内の国立工業大学では3年生の設計製図の授業。
どちらにおいても自分の経験をもとにしか話しやアドバイスはできないけど、
たまたま僕が担当したから建築が楽しくなったとか、興味がもてたと思ってもらえればといいなと思って臨んでいる。
成果物はあくまで結果でしかない。
とにかく建築が好きな人により好きになってもらう。
建築に興味がある人がより興味をもってもらう場所が僕は大学だと思う。
そこに高校までの受動的な教育は重視されず
日本で能動的であることが唯一許される時間であり場所である。
建築は「規模」と「時間」を扱う仕事である。
教育にもまた「規模」と「時間」に対する配慮は必要だと思う。
早熟したアスリートのほとんどが、
遅咲きのアスリートに太刀打ちできなくなり早々と辞めていくように
ピークをどこにもっていくか、もしくはピークを継続させる(ゆるやかな上昇)ためにどういった成長曲線を描くか?
ということが必要なのではないかと思う。
初めてのことなので、手探り状態ですが、ふとそんなことを思ったのでした。
最終講評会が楽しみです。