海の向こうから見たニッポン
今回の国際WSが終わって色々な事を考えたので、たまには真面目な事を書きたいと思います。
日本ではない場所から帰ってくると、ニッポンが凄く静かに感じてしまう。
これは街全体に関してとてもネガティブな意味で。
「静か」というよりは「薄暗い」という意味合いの方が正しいのかもしれない。
なんで今、自分がそう感じてしまうのかはよくわからない。
高齢化が進んでいるから?
法律が厳しいから?
経済が停滞しているから?
若者が元気じゃないから?
この原因はよくわからない。でも原因が数えきれないほど今のニッポンにはたくさんあるに違いないと思う。
国際ワークショップでニッポン人だけに注目すると
当然、自分の事も含めて
ニッポン人だけが英語がしゃべれない。(ろうとしない)
ニッポン人だけが発言しない。(しようとしない)
ニッポン人だけが体調を壊す。
ニッポン人だけがイライラしている。
建築をやっていると、よく日本の建築はガラパゴス化(孤立化)してきていると言われる事がある。
今回のWSに参加して、全体を俯瞰して見ると多分、ガラパゴス化は建築だけではない気がしてしょうがなかった。
もしかしたら現代のニッポン人は日本でしか生きられないように進化(退化)しているのかもしれない。
先進国と言っているのも日本が自分自身で言っているだけだと思った。
外国人に今、先進国だと思う国を聞くと日本の名前はなかった。
国際空港でも様々な国のお金が使えるグローバル企業の飲食店でも現在、日本国内で円高と言われているのに日本円だけが使えなかった。
タイで日本の音楽はほとんど誰も知らなかった。(アジア圏内ではK-POPが今は日本を含めて圧倒的)
地方都市の「ただの学生」がこんな事を言ってもなんの説得力もないかもしれないけど
今、海外へ出てみて
「ひねくれ者」の自分が純粋に、そう感じました。
自分(自分と同世代の人)が30歳になったときニッポンは世界で、日本の中からどのように見えているのでしょうか?
明るい未来を、
美しい未来を、
僕は見たい。