Entertainer
中国は労働節という祝日で今日から三連休。
日本はゴールデンウィークみたいですね。
ずいぶん時間がたってしまいましたが、
先週のはじめに香港大学の上海分校でレクチャーがあったので参加。
拝聴者はほぼ8割くらいは欧米人。
こんなのが毎週開催されてるなんて上海に来て一年間知りませんでしたが、
Zaha Hadid事務所のスタッフさんが教えてくれたおかげで素敵な場所を知ることができました。
ゲストは日本の建築家・手塚貴晴さん。
手塚さんといえば佐藤可士和さんとコラボレーションした「ふじようちえん」とか
2002年の吉岡賞を受賞した「屋根の家」とか、日本で建築やってる人なら誰でも知ってるような人。
手塚さんは北九州の公園トイレの設計コンペの審査委員長だったので喋り方とか振る舞いとかは
大体知っていたけど、レクチャーを聴くのは実は初めてだったかもしれない。
こういった機会で行われる建築家の話というのは
だいたい自分の実作をベースに語るスタイルが主流。
手塚さんもそういった構成に近いと思ったけど、
今まで聞いてきた建築家の話のなかでここまで笑いを会場に巻き起こす話は初めて聞いた気がする。
相手が日本人ならまだしも、8割は欧米人で残りは中国人と日本人がほんの数名で
言語はネイティブじゃない英語での語りであそこまで会場を盛り上げるのは圧巻でした。
プレゼンテーションは伝わらなければ意味がないといわれますが
手塚さんのプレゼンはさらにその先の「楽しみ」や「親しみ」までを内包したような内容でした。
目の輝きがとにかく違う。
久しぶりに揺さぶられた感じ。
そしてレクチャー後に質問したら本とサインまで頂いちゃいました。
会場も郵便局を改修してギャラリースペースに変えた場所ですごくいい場所。
この香港大学のレクチャーはシリーズで開催されるようなので少し通おうかと考え中。
分校で開催される内容は都市からアートまで幅広いですが、
本校のほうはイギリスのAAスクールばりのゲスト。
spring-2013-public-lecture-series
http://fac.arch.hku.hk/news/2013/01/29/spring-2013-public-lecture-series/
いやー今の中国ならではの取り組みですね。
また楽しみが一つ増えたよ。
谢谢