粒子を凝集する

昨年から担当していた住宅が無事竣工。

大変なのは当たり前だけど、

後にも、先にも中々経験できないだろうなと思うことがたくさんあった。

これが、何を言おうとこれから自分の基盤になる。

建築をつくる工程において、同じ時期、同じ人がそのときに集まるのは、

それをつくっている時しかない。

日々、目の前にいる人に誠実で、正直であること。

その積み重ねが、空気をつくるし、建築を決定づけていく。

図面や写真には現れない、現場での対話が、建築をつくる。

できあがったときに、全ての苦しみから一瞬解放された気持ちになれた。

そう思えたことが、この建築に携われたおおきな収穫となった。

もう少し建築を続けてもいいのかな。