2020-03-22 箱男 安部公房著 「箱男」 見えている世界はいつもと同じはずなのに、 ダンボールでつくられた箱の中からみた世界はいつもと違った世界に見えてくる。 箱の中の人になった視点で物語が展開していくが 読み終わると箱の中の人が誰だったのか謎が深まっていく不思議な作品。 きっと見ている人の心情や、 読んでいるタイミングによって捉え方が変わってきます。 多義的な見方ができるアートのような名著に出会えました。