建築をめざして
Design Review2012の二日目。http://jia-9.org/dr2012/
1日目の審査で全国から集められた267作品から残った25作品からさらに審査され12作品に絞られ
トーナメントでさらに5作品に絞られ
最終プレゼンテーションの結果、優秀賞をいただきました。
審査委員は内藤廣さん、小嶋一浩さん、名和研二さん、藤村龍至さん、末光弘和さんでした。
なんか、未だに実感が湧きませんが、結果的にそうなりました。
これまで、学生生活の中で自分が抱いてたものがこのような形で評価されて今は本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。
反省点もたくさんあるし、自分がこれから改善しなくてはいけないこともたくさん見つかりました。
自分は土木工事で用いられるシートパイルと土を用いてできる造形原理から、
被災地にむけた仮設建築のプロトタイプを3つを提案。
複雑化している建築を材料や工法の観点から簡略化を試みて緊急時にいかに早く被災地に住宅を供給できるかを考えました。
自分はやっぱり3.11以後に被災地へ足を運んだ事が経験として大きくてなにか自分もできないかとずっと考えていました。
お金も技術もない学生である自分が唯一できるのは、こういったアイディアをまず大勢の人の前に出すことだと思ったからです。
今回は実物をつくるまでには至っていませんが、予算がつきさえすれば、いつか必ず実現させたいと思っています。
別に賞をとったからといって、
特別な発言権が与えられたり、
賞を結果的にとれなかった人より偉いわけでもないと思う。
多分何も今までとは変わらない。
重要なのは何度も講評の場で自分の作品について多くの方々に
様々な意見を頂いたことだと思っています。
そして、一番大切なのは、その後どうするかなので、
結果は結果としてもう今日で忘れて、
頂いた意見をこれからの設計に生かさなくてはなにもなりません。
だから自分は次の一歩を早く踏み出したいと思います。
そして、12月くらいに全国の書店(福岡だと天神のジュンク堂)で今回の本が出版されることになりました。
そこで自分のプレゼンテーションが掲載されますので、もしよかったらそれを手に取ってもらえれば嬉しいです。
もうその時は自分が日本にはいないので、もし読んだかたがいらっしゃいましたらメールとかでコメント
いただけると嬉しいです。
2年前の卒業設計が終わったときに、色んな事が重なった時期で何もかもがうまく行かなくて
もう建築をやめたいと思っていた時もありました。
それでもやっぱり自分は建築が好きで、あのときとても苦しかったけど
完全に折れしまわなくて本当によかったと今は思えます。
その時に、励ましの言葉をくれた人がいて、もう直接お礼を言う事ができないかもしれないけど
心の中でこれからも感謝し続けていきたいです。
そして、今回も多くの人に助けられて最後まで走りきれることができました。
本当に心から感謝しています。
ありがとうございました。
これからは世界の様々な国の文化が混在している上海で色々な価値観や文化にふれ、
今まで経験することができなかったことにもチャレンジしていきたいと考えています。
残された日本での時間は少し息抜きをします。
息抜き大事やからね。
ではでは