対比と共存そして混沌
磯崎新の上海芸術ヒマラヤセンター
长乐路にあるKUU http://www.kuuworld.com/ が手がけたSPA
連休最終日は研究室の後輩うのと同居人2人とで建築見学。
まずは磯崎新の上海芸術ヒマラヤセンター(地下鉄7号線、花木路駅、3号出口を出てすぐ)。
たぶん、中国とか上海とかのイメージとして先攻してるのはこの建物が象徴していると思う。
どうやってつくったのか、とにかく三次曲線に驚くばかり。
地下におりていくと、居心地のよさそうな場所がいくつかあった。
二つ目は 长乐路にあるKUU http://www.kuuworld.com/ が手がけたSPA 。
フランス租界の住宅をSPAにリノベートしたもの。
門をくぐってから、広がる中庭と、心地よい個室を店員さんに案内してもらう。
窓のテキスタイル越しからこぼれる光がめっちゃ綺麗だった。
アプローチや内装のマテリアルの使い方が僕は結構すきでした。
上海は他の中国の都市に比べてやっぱり租界という背景があることが、
都市を、風景を、多様にしているのだと実感。
片や、ポストモダンな大規模うねうね建築、
片や、ヒューマンスケールでかわいい建築。
今日見た二つは場所は離れているけど同じ市内で「建築」という切り口でも
これだけの開きがあるというのが今の上海だと思う。
それは、共存というよりはもっと品種の異なる種をランダムに花壇へばらまいたようななものに近い。
自然発生的に建築が対比的になっているといった方がいいかもしれない。
それが上海という「まち」の面白さだといまは感じています。