Mercato
休日に外滩の歴史的建造物を3棟ほどまとめて見学。
興味本位で全フロアを見てまわると、意外なお店がはいってたり発見がいろいろ。
一番のお目当てはNeri&hu のMercato Italian.
使っている素材はあまり高価ではないんだけど、なぜかこの人たちの建築は高級感がある。
スケール感と、陰影、素材を生かす改修の技法。
ここの事務所のボス二人は中国人だけど、アメリカ帰り。
ここ最近の中国の「建築」を生み出している人たちはほとんどが留学組。
もう少しすると中国のマイノリティー建築は世界基準になるのだろうか?
中国の施工の粗さ、よく言えば「おおらかさ」を内包した建築技法は
これまでヨーロッパしか見てこなかった日本の現在における
アノニマス建築もしくは参加型建築に応用される時がそのうちくるかもしれない。
リアルな情報は場所性のないインターネットのスピードを越える。
アナログはもしかしたら未来なのかもしれない。
世の中は気づいたら逆転しているとのではないか?
それからではもう手遅れだ。
イニシアティブを取るのは建築家もしくはエンジニアだという、バックミンスターフラーの言葉を
現在系に変換すると、
イニシアティブを取れなければ、建築家もしくはエンジニアではないのかもしれない。
Mercato Italian
中山东一路外滩3号6楼
http://www.jean-georges.com/restaurants/china/shanghai/mercato/