2018

何年ぶりかわからない、むしろ初めてだったのかもしれない、

どこにも遠出しなかったお正月。

お陰様で、一年間で一番ゆっくりできたし、色々な事を考える時間が持てた。


一つの事に集中して時間をかけて考えたり、つくったりする環境や時間を自分が望んでも、

現実はなかなかそうはいかない。

常にある一定レベルを越えて行かなければならない膨大なマルチタスクが求められる

この状況はきっとこの先も変わらないだろうから、あんまり得意ではないけど、

乗り越え方を習得しなければならない。



最近感じるのは、ほっといても時間はものすごいスピードで進んでいるということ。

それは親戚の小さな子の成長や親族の老いが助長している気もするが、

気づいたら自分は30代へ突入し、若者から大人への階段を確実に登り始めていた。



年末に北九州の建築界隈の集まり事で自分の事をプレゼンする機会をいただき、

予定時間をかなりオーバーしてしまった事は反省だが、

プレゼン資料をつくりながら、自分が今建築の設計に携わっている根源の部分を思い出す事ができた。

その部分は10年前の自分と今でも変わってなかった。

物事を始めるときの最初の動機というものはだから大切なのである。


そして、色々な事が巡り会って、ぼんやりと少し先の道すじが見えてきた。

これまでの自分の育った環境、学んできたこと、経験の積み重ねは

嫌でも、人の人格や行動、そして発する言葉に現れてくる。

そんな積層した得体の知れない塊を否定せず、受け入れ、それを自らの武器に変えて行く。


久しぶりの再会や出会いによって、そんなことを気づかせてくれたよい年末、年始でした。


今年も頑張っていきましょう。